「自分を大切にしない人は人のことも大切にできない」
という意見は確かだと思うが、いつの間にか人間は「自分」を尺度に
して物事を測ってしまう。これはなかなか問題だ。
あるキャリヤを積んだ独身の友人が私に言った。
「私はしっかり年金も払っているのに、サラリーマンの奥さんで
第3号の人は何も払わずに年金を貰うのって不公平だよね。」
別の専業主婦の友人が言った。
「働く女性が第3号の私達が年金を貰うのって不公平って言うけど、
その年金を支えていくのは、私たちの子供なんだよね。」
どっちも違う!!とその時は言えなかった。
論破するほどの自分の考えを持ち合わせていなかった。
支え合うのが大切なのだ。
出来る人が出来ることをすればいいのだと思う。
ハンディを持った人も、病気の人も、年を取った人も、
弱い立場の人も助け合いながら、食べて生きていける世界(国)を
目指していきたい。
理想論だと言われるけど、政府ってそう言う国を創ろうとしているのだと
思いたい。少なくとも日本は。
格差社会が広がっていると言われる昨今、もしかしたら弱肉強食の
野生動物の世界に近づいているのか?
自分だけが財産を増やし生き残ればいいのか?
偉そうなことを言って、自分は何をしている?と問われると
恥ずかしさで赤面する。
でも、そのことはいつも心の片隅に置いている。
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