毎年この時期になると頭にかぶこの辞世の句
「風さそう花よりもなお我はまた春の名残を如何にとかせん」
By 浅野内匠頭
心に残る由無し事も桜とともに散り、また新しい日々を
過ごそう。・・・と自分なりに解釈する今日この頃です。
浅野内匠頭の悲しみ、悔しさとは違った捉え方をします。
花といえば梅だった時代(奈良時代)、その後(平安頃から)
は花といえば「桜」になりました。
梅は香りが強く、可愛いイメージです。
桜は一瞬の艶やかさがあまりにも美しく、散るスピードが
あまりにも早くて物悲しい印象もあります。
それが、日本人の心に寄り添うのかなと思います。
ラテン系とは違う心模様の日本人です。
根っから明るくて、個人主義で楽観的なラテン系の気質が
羨ましい時もありますが、日本の美学が好きなので
無理せず自然体で行くのが一番と思っています。
日本の伝統色。日本の食事。日本の香り。・・を愛でています。
そして、今は言いたいことや伝えたいことは恥ずかしがったりせず
相手に伝えようと思っています。
若い頃なら、こんなセリフは恥ずかしいと思うような照れ臭い
内容も伝えようと思います。
明日は言えない状況になるかもしれません。
「阿」「吽」はないです。言葉にしてやっと相手に伝わると
思うのです。
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