曽我蕭白の作品を見に行ってきました。今盛んにテレビや
新聞で広告されている展示会です。
感想は・・・・・・
「疲れたああああああ!!!」
夫も同じ事を言っています。
エネルギーを吸い取られたイメージです。
すっごく迫力はありますが、なんせ吸い込まれるように
エネルギーを消耗しました。
印象派やパルビゾン派の絵画には癒され、見た後も
買い物に行きましたが、今回は休憩タイムを入れないと
家にも変える気力が失われました。
と言っても、前期の作風は元気一杯でしたが、後期は
なんとなく静かなイメージになっています。
緻密な部分と、超豪快な部分が入り乱れた作風には
正気を吸い取られます。そして、
緻密な部分には目を凝らし、豪快な部分には
圧倒され、作品に寄ったり離れたりの繰り返しです。
混んでいたらこの作風を味わえないかも。
個々の動物や鳥や人物には近づいて見たいし、
豪快なバックの木や風や崖には離れてその大胆な
筆使いを楽しみたいです。
数々の鷹の描写には驚きます。美しくて緻密で。
これは接近して見ないと!
子供は総じて可愛くなく、不思議な生き物に見えます。
女性はかろうじて美しく描かれているような気もします。
こんなバランスで立てるかなぁ?
最初の頃は、ここまで好きに書けばいいんだ!!と
教えてくれているような自由な筆使いです。
バランスがなんだ!!骨組みがなんだ!!みたいな感じで。
後期は、確かに技術はすっごく向上したけど、万人受けに
なったなぁと感じました。
エラソ〜〜ですね。
私は自由闊達な蕭白が好きです。
でも、似顔絵は頼まないかも。
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