エーラウのブログ

シンプル&クリーン&ビューティフルな生活を求めて

MINAMATA 水俣

映画「MINAMATA」を見てきました。

写真家ユージン・スミス水俣との関わりを描いた映画です。

ジョニー・ディップがユージンを演じています。

もし機会があれば観ることをお勧めします。

私の世代は「水俣病」や「四日市公害」を聞いたり

新聞で見たりしてきた世代ですが、若い人に見て欲しいと

思います。が・・・映画館は中高年だけでした。

水俣病」で苦しむ人は今もいます。またチッソ(株)

で働く人や、現地でそっと暮らしたい人々には

この事件にふられたくないという事実もあります。

神経が麻痺して、ひどい苦しみを伴う公害病です。

昔ニュースで知った、その過酷さ、悲惨さをこの映画で

思い出しました。

そして今も会社や国との戦いや患者の苦しみは続いています。

 

人間が「近代」という名で推し進めた工業化と飽くなき

利潤への追求が、地球の自然や人間そのものを破壊していきます。

「便利さ」「快適さ」と引き換えに失ったものの大きさは

計り知れませんし、戻すことはできません。

戦争は、もともとは自国の堪え難い貧しさの克服のために

始まりましたが、それは他国を蹂躙し、戦線に送られた

兵士の精神を破壊します。

指一本で他国を爆破するドローンは、いったいこの世界を

どのように貶めていくのか。

 

そして、この映画は「家族の深い愛情」を教えてくれます。

特に生まれながらにして水俣病を背負った智子さんと

そのご家族には色々教えられます。

生きるとは、人間とは、正義とは・・・。

 

今踊っている「弥勒世果報」に、穏やかな平和と

自然とともに生きること、戦争をしないことを祈り

心を込めて踊りたいと思っています。

私には今は、祈ることと、少しでも自然を破壊しないこと

ぐらいかできません。

まずは知ることから始めます。

 

患者の苦しみや祈りを共感をこめて描いた小説「苦海浄土

(作家の石牟礼道子)をまずは読んでみようと思います。

夫がすでに読んでいて、「現実は映画の何十倍も大変なんだよ」

と言っています。。厚さ7cmはあります。

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あまりにも有名な「入浴する智子とお母さん」の写真は

ご家族の意向で世にでることはないようです。

こちらもよかったら見てみてください。

写真はみる人により解釈は色々あると思いますが、その一つとして

読んでもいいと思います。

智子さんのご家族は、キリスト教とは関係なく、

水俣病の恐ろしさを世界に知ってもらうためと智子さんへの

思い(感謝・深い愛・いとしさ)を込めて

この写真を撮ることを許可したのでは・・・と私は思っています。

「智子は家の宝物」というお母さんの言葉には涙と感動しか

ありません。

shakaigaku.exblog.jp

 

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