プライドを辞書で引くと
「誇り。自尊心。自負心」とある。
でも、英語で使われる「pride」と日本語のプライドは
意味が違うと常々感じている。
英語の場合は、まさに「誇り」そのもので、
I am proud of you.「あなたの事を自慢に思う。」「すごいね!!」
というように、自分以外の人に使うことが多い。
日本語の場合はその人自身の事を言う。
「貴方はプライドが高い人だ」というように使うことが多い。
「貴方は自尊心が強い」と言い換えた方が近い。
自尊心とは。自分の思想や言動に自信を持ち、他からの干渉を排除する態度
と辞書にあるが、まさにその意味で使われる。
なので、自尊心を傷つけられると、その人は反撃してくるか、その場から
いなくなるかである。
なので、「誇り高き人」は尊敬に値するが、「自尊心が強い人」は
扱いが難しい。
そして仕事ができる人や役職に長い間付いている人は「自尊心」が高く
最後には「自尊心」の塊になりがちだ。
その殻はなかなか硬く、溶けにくい。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」この言葉を胸に秘めてる人は
そうなならないと思っている。
自分はそんな事ないもん!と思っている人も、ちょっと振り返って
見るといい。意外な場面でそんな自分に出くわす。あるいは
気づいていない。
私もたまに振り返ります。傲慢になっていないか。
謙虚でいるか。
とりあえず、日本語の辞書からプライドの意味として「誇り」という
言葉を除いたほうがいいような気がする。
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